人の本質を見抜く力のないうちから立場を得なくて良かった

パラレルキャリア

独立したのが遅かったことをちょっと後悔しています。

「サラリーマン経験も役に立ったさ」なんて自分に言い聞かせてたのですがそれでも何となくモヤモヤします。

でも最近ちょっと考え方が変わりました。

もし早くに今の立場にいたら騙されていたんじゃないか?と考えるようになったのです。

人の本質を見抜く力が身につく前に立場を得なくて良かったのかもしれないと思えるようになってきました。

自分が成功した人間だとは思っていませんしまだまだこれからですが、詐欺師から見たら騙す価値はあるくらいの立場は得ていると思うのでリスクはあるのです。

30歳過ぎたら遅いと言われる時代

システム関係の打ち合わせをしていると「何歳のときに独立したの?」と聞かれることがあります。

30歳過ぎてからと答えると「けっこう遅かったんだ」なんて言われてしまったりします。

もちろん相手には全く悪気はありません。私も誰かにそう言われたら遅かったんだなとは思うでしょう。

それくらい最近は若くして独立して成功している人が多いのです。特にIT分野は若いです。

中学生のときには今のスタイルが出来ていたという人もいます。

大学生のときに独立しとけば良かったという後悔

私自身が今やっていることは時代の恩恵を受けていることは否めません。どの仕事も30年前では成り立たなかったものですし、独立して他のことをするにしても今ほどノーリスクではできなかったはずです。

でも大学生くらいのときには既にそれが出来る環境は整っていました。それでも普通に就職をしてサラリーマンになったのですが…

そのことに関しては自分でもちょっと後悔というかコンプレックスのようなものを抱いています。

会社勤めの経験があったから今の仕事にも役立っているのだと自分を何とか納得させているのですがそれでも引っかかるわけです。

飲み屋では若い方

綺麗なお姉さんが接客してくれる飲み屋は好きなのでコロナで自粛要請があるまではよく行っていました。

よく行くのはキャバクラより高くて銀座の一流クラブよりは安いレベルの店です。

一般的な企業の接待で使われるのはおそらくこのクラスの店だと思います。

そういう店の客の中では私は若い方ですし一緒にいく知人も若いので悪目立ちしてしまうことがあります。

トイレに行った帰りにテーブルの前に来て話しかけてくる客もいます。たいてい黒服に止められますが。

取締役から渡されそうになる名刺

話し掛けられたからといって絡まれるわけではないのです。興味本位なのでしょうね。名刺を渡してくる人とかもいます。

先日も某有名企業の子会社の取締役という人から渡されそうになりました。偉そうな態度というよりは丁寧な接し方でした。酔ってはいましたが。

要らないので困った顔をしていたら周りの人が連れ帰りました。

若い頃だったら本質を見抜けただろうか?

この出来事を翌日に振り返って「若い頃だったら自分はどう反応していたのかな?」と考えてみました。

相手が偉そうな態度だったらキレてぶん殴っていたかもしれません。

まあ今でもキレたフリをして相手の反応を見るということはありますけどね。

臨床心理学も仕事にしていますからフィールドワークは大切です。でもTPOは弁えることができます。

そんなことよりも自分が思ったのは「取締役」と書かれた名刺を見たときに「凄い人なんだからお近づきになっておこう」と考えたのではないかということです。

なので大学生の頃だったらありがたく頂戴してペコペコしていたのかもしれません。

あのオジサンの本質は何だったのだろうか?

あの名刺を渡してきたオジサンの本質はなにか?といったら単純なことです。

酔っ払って前頭葉の働きが鈍くなると自制が効かなくなる人というだけです。

「丁寧な態度で接しているのだから無視はするなよ」という尊大な人でもあります。若い頃なら偉いのに謙虚な人だと勘違いしたかもしれません。

30代の若造にありがたい助言の一つでもして女の子の前でかっこつけたかったのか、上手いこと同席して会計をこちら持ちにさせたかったのかは不明です。でもこちらが得をすることはまずないのです。

私もまだまだ人の本質を見抜く力が備わっているわけではありませんし、未だに心理学のテクニックを応用することのほうが多いです。

それでも価値のある人間が自分からは寄っくることは絶対にないということは当然の知識として持っています。仕事でも誰かが持ちかけたものには一切手を出しません。

もし20代前半で今の立場にいたら騙されずにいられたのかな?と思います。人間としての能力と社会的立場というのは比例していたほうが安全なのかもしれないと考えるようになりました。

思い返してみればここ数年で当然のように関係を持つことを避けた相手というのは若い頃だったら見抜けない相手だった気がします。

別に若くして成功した人が人の本質を見抜く力が劣っている言いたいわけではありません。その能力があったからこそ早くに独立の道を選んだともいえます。

もし私と同じようにもっと早く独立しておけば良かったと後悔している人がいたら、人の本質を見抜く力がついているからこそ大きな失敗をせずに済んでいるのかもしれないと考えてみてはどうでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました