サラリーマンを辞めないほうが副業は稼げる

パラレルキャリア

副業の収入がサラリーマンとしての給料を超えると会社を辞めて独立しようと考える人もいると思います。

会社で仕事をしている時間を全て副業に回せばその分だけ稼ぎが増えると思うかもしれません。

しかし場合によってはサラリーマンを続けたほうが収入が多くなることもあるので安易に会社を辞めてはいけません。

サラリーマンのリスクはまだ低い

「大手企業だっていつ潰れるか分からないからずっとサラリーマンでいるのはリスクが高い」という人が言います。私も何の気なしに言ってしまうことがあります。

この言葉は四大証券の一角だった山一證券が破産したあたりからよく聞くようになった気がしますので1997年頃でしょうか。もう20年以上経ちます。

この20年の間に潰れた上場企業は東京商工リサーチのデータから計算すると211社(1997-2017)です。これは東証一部だけでなく新興市場も含む数字です。

これを多いと見るか少ないと見るかは人によって異なりますが現在上場している企業の数は約3700社ですからあなたが上場企業に勤めていたら1年以内に会社が潰れる確率は0.2~0.3%くらいといえます。

(上場企業数は増えているので単純な比較はできませんがそれほど大きくはズレないでしょう)

そう考えるとサラリーマンのリスクはそれほど高くないのではないでしょうか?

もちろん整理解雇の対象になる可能性はありますが自己都合でなければ待機期間なくすぐに雇用保険がもらえます。

業界で名を上げる

余談ですが現在の金融界には元山一證券の人達が経営幹部として多くいます。優秀な人は会社が潰れてもそれなりの立場を得ることができるのです。

「自分は今いる業界で名を上げるのだ」という志のある人は副業などせずに目の前の仕事だけに集中する方が良いです。

たとえ会社が潰れたとしても自分の名前でメシが食えるようになっていれば何の問題もないのです。

サラリーマンは確かにリスクがあります。しかしサラリーマンを辞めて副業を本業にして食べていくことに比べたらかなり低いリスクです。

会社に勤めているからネタが仕入れられる

ネットビジネスはサラリーマンをしていた方が有利なこともあります。

例えばあなたが新規にアフィリエイトを始めるときにどんなジャンルを選びますか?

多くの人は自分の好きなことか儲かるジャンルを選ぶでしょう。しかしそれらは既に多くの人が参入しているために稼ぐのが難しいジャンルなります。

普通の人が思い付くようなキーワードやサイトの構成では上位表示させることはできません。

早い段階でページビューを稼いで収益化したい場合は自分がサラリーマンとして勤めている業界に関するサイトつくるのが良いのです。

仕事で調べものをしているときに役に立つサイトが少なくて困ったという経験をしたことのある人もいると思います。

何年も前につくられた手作り感満載のサイトが毎回様々なキーワードで上位に表示されることもあります。

業界のサイトというのは個人が趣味で作ったような小規模なサイトが多いのでライバルが圧倒的に少ないのです。

業界各社のプレスリリースを紹介するだけで上位に表示されることすらあるのです。

その業界にいなければ使わない言葉というのは存在しますからそういったキーワードを狙うと稼げます。

あなたにとっては知っていて当たり前の知識でも他社の人間にとっては非常に役に立つ情報というのはたくさんあります。

もちろん企業秘密を漏らしてはいけませんが新人研修で使ったテキストなどはヒントとなる情報がたくさんあります。

働いている人だけではなくその業界に就職しようとしている就活生も見てくれることがあります。

自分のいる業界はアフィリエイト商材がないという人もAmazonで探せば何かしら見つかると思います。

どうしてもなければその業界の人が好みそうな広告を貼れば良いのです。ギャンブル好きな人が多い業界、ゴルフ好きな人が多い業界というのはあるものです。

転職やクレジットカードの広告はどの業界でも需要があります。

会社を辞めてもそういうサイトを作ることはできるのでは?と思うかもしれませんが辞めてしまうとなかなか思い出すことはできません。

現役で働いているからこその勘所というのが存在します。それに新しい情報は業界にいるからこそ入ってくるのです。

会社を辞めて自分しかできない体験をすればコンテンツになると思っている人もいますが最初からそういった体験ができる人は少ないです。

あなたが個人で体験できることは他の誰かも容易に体験できることなのです。独自性を打ち出すことが難しいでしょう。

最も簡単にできるオリジナルの体験が会社での業務なのです。しかも無料どころかお金を貰いながらできます。

それとこれは多くの人が見落としがちなことですが会社をやめて1日中時間があっても集中力は続きません。

そのため作業量は会社勤めしているときとそれほど変わらなかったということも起こり得ます。

会社という強制的に集中力を発揮させてくれる習慣がある方が自分のペースは作りやすいのです。

また忙しくしているほうが「この時間しか副業に使えない」と思えるので頑張れます。

社会保険の負担は大きい

サラリーマンという肩書きを持っておくと社会保険の面でもメリットがあります。

会社を辞めて独立したらフリーランスになる人が多いと思います。その場合は国民健康保険に切り替わります。

国民健康保険の保険料は驚くほど高いです。前年の収入を元に計算されますのでサラリーマンと副業のダブルで収入のあった人が翌年から収入が激減すると大きな負担になります。

年収にもよりますが都内でマンション借りられるくらい払うことになります。

サラリーマンの場合、健康保険組合なうえに会社が半分負担してくれているのでかなり安く済ませることができます。

私はファイナンシャルプランナーの資格を持っていたので社会保険に関してはそれなりの知識があったつもりでしたが、組合の保険と国民健康保険の差がこんなにも大きいとは知らずに驚きました。

フリーランスでも仕事内容によっては業界の健康保険に加入できますがアフィリエイトなどのネットビジネスでは入れるところはありません。

複数の仕事に平等に時間を振り分ける必要はない。

パラレルキャリアというと複数の仕事に平等に時間を振り分けると思いがちですがその必要はありません。

投資した時間と収入のバランスが取れているのが理想的ですがそんなにうまくいくことはありません。

全体の8割を使っている仕事が収入の2割にしか貢献していないということも起こりえます。

私はサラリーマンだったころは勤務先の仕事に最も時間を使っていました。個人の副業は隙間時間や休日を上手くつかって行っていました。

具体的には通勤時間を読書やネットでの情報収集に充て、昼休みにサイトに掲載する記事を書いたりチャットで打ち合わせをしてました。

経営コンサルティングやコーチングは夜や休日に行っていました。

有給も上手に組み合わせれば問題なく複数の仕事を並列して進めることができます。

1つの副業収入が給料を超えたくらいでは心もとない

1つの副業収入がサラリーマンとしての給料を越えたくらいでは辞めないほうが良いと思います。

さらに二つくらい収入の入口をつくってからの方があらゆる面でリスクが軽減できます。

私は複数の副業収入が増えさらやりたいことが増えたためサラリーマンを辞めざるを得ない状況になってから辞めました。

なのでサラリーマンがダメだとかリスクが高いと思ったことはありません。

サラリーマン時代は楽しかったですし週一回くらいならまた働きたいと思うときもあります。

私が独立してちょっと残念だったのは会社帰りに同僚と気軽に飲みにいくあの楽しい感覚が味わえなくなったことです。

同じ会社に勤めているからこその楽しい雰囲気は独立したら味わうことはできません。

ネットでサラリーマンなんか辞めてしまと煽る人を見ているとすでに独立してしまい自分自身の判断が間違っていなかったと思いたい人や会社勤めで嫌なことがあった人が多いように思います。

そういう人達の言葉に惑わされてはいけません。

サラリーマンという立場はあなたが思っている以上に物凄く利用価値があるのです。

独立して失敗して再びサラリーマンに戻ろうとしても前にいた会社よりも良い会社に入れる可能性は低いです。

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