中小企業専門の経営コンサルティングに必要なモノと不要なモノ

経営コンサルティング

私が中小企業専門のコンサルティングをする中で大切だと思ったことについて書いておきます。

あくまで私の個人的な経験ですのでこれが全てではありませんが就職や転職を考えている人の参考になればと思います。

最も大切なのは増収増益という結果

中小企業の経営コンサルティングで最も大切なのは「結果」です。

売上高を伸ばし利益率も改善させることができなければそのコンサルティングは失敗です。

よく「一時的に儲けさせるだけでは意味がない、仕組みを作り上げることが大切」という言い訳をする自称コンサルティング会社がありますがそれは詐欺と同じです。

儲けさせるのは当たり前なのです。中小企業のコンサルティングの大前提です。そうでなければオーナー社長は納得しません。

まずは「私が来たおかげこれだけ儲けましたね。私の言ったことは正しかったですね」という状況を作らなければならないのです。

販路を拡大するか新規のビジネスを創出してハッキリと目に見える結果を出さなければ信用してもらえません。

中小企業の経営コンサルティングはアドバイスだけでは絶対にメシは食えません。

上手くいったらコンサルタントのおかげで上手く行かなかったら御社がちゃんと運用しなかったからでしょ?という言い訳は通用しないのです。

魚釣りでたとえるなら目の前で釣って見せる必要があるのです。

「こうやったら釣れたでしょ?だからやり方を教えるよ。釣れた中から報酬を払ってくれれば良いですよ」と言わなければダメなのです。

自分の実力では改善できないと思ったら断わる誠実さも必要です。

喧嘩別れも辞さない覚悟と自信

中小企業の社長さんは良くも悪くも個性的です。独自の価値観で生きている人が多いのです。

だから若造が経営について説いたところで話を聞いてくれません。

それからネットも存在しない時代に一代で会社を立ち上げたような人はくぐった修羅場の数が違います。

なので自称経営コンサルタントが口先だけで報酬を得ようとしてもすぐに見抜かれます。

自分はこのやり方で絶対に儲けさせてやるという強い覚悟がなければ信用は得られません。その覚悟があれば言葉に重みも生まれます。

自分が正しいことをやっているという自信があれば筋の通らないことを言われたときにきちんと反論できます。

それでも話しが進まないならその仕事を断わるべきです。

私も今までに自分が納得のいかないことを言われて仕事を断わったことが何度かあります。喧嘩になったこともあります。

ただおもしろいことに散々やり合った翌日に相手から「昨日は悪かったよ、また来てくれよ」と連絡が来ることが少なくないです。

営業しなくても仕事は来る

私は経営コンサルティングに限らずコーチングでもウェブマーケティングでも営業をしたことは一度もありません。

私が手掛けている全てのビジネスが営業をすると矛盾してしまう類のものだからです。

特に経営コンサルティングは営業をすると「自分の会社が儲かってないのに?」となってしまいます。

ネットビジネス界では有名な「SEOのテレアポの矛盾(※1)」と同じことです。

営業をするようになったらそれは経営コンサルティングをやめるときではないでしょうか。

自分のウェブサイトや仕事上の知り合いに向けて常に情報発信をしていれば営業しなくても依頼はやってきます。

私は紹介でしか仕事を受けていませんがそれでも十分な量の仕事がやってきます。

【※1 SEOのテレアポの矛盾】
「御社のウェブサイトの検索順位を上げます(SEO)」という営業を電話でしてしまうこと。本当に検索順位を上げることができるのなら「検索順位を上げる方法」と検索したときに自社サイトが上位にくるようにしておけば良い。

プレゼン資料は不要

コンサルタントというと大量のプレゼン資料を思い浮かべる人もいるかもしれませんが中小企業のコンサルティングにおいては不要です。私もほとんど作ることはありません。

そもそも大量のプレゼン資料がなければ理解してもらえないようなコンサルティング案では成果が出ません。

それに複雑なことをするとどこからがコンサルティングによる成果なのか分かり難くなり自分が損をします。

ミーティングやプレゼンで誤魔化したがるのは自分の実力に自信のない証拠です。

学歴が問題になることはあまりない?

有名コンサルティングファームだと早慶以上が当たり前でハーバードビジネススクールのMBAもゴロゴロしているので高学歴じゃないと経営コンサルタントになるのは難しいでしょう。

学歴が仕事の能力に直結しないとはいえクライアントの方がレベルの高い大学を出ていると格好がつかないので仕方ありません。

中小企業のコンサルティングにおいて学歴は力を発揮することもあればしないこともあると言えます。

有名大学を出ているというだけで勝手に優秀だと思ってくれる社長さんも中にはいます。

私はいわゆるMARCHレベルの大学卒ですがそれでも物凄く頭が良いと思われることもあります。

とはいえ私の経験から言うと学歴が話題になることはほとんどありません。大卒だろうと高卒だろうと結果を出さなければ評価されません。

資格はあったほうが良いのか?

経営コンサルタントになるのに資格は要りません。資格があったからといって有利に働くことはないでしょう。

クライアントから「何か資格持ってますか?」と聞かれたこともほとんどありません。

中小企業支援法に基づく国家資格として中小企業診断士がありますがその資格がなくてもコンサルティングを行うことは可能です。

むしろその資格を持っていたからといって仕事がもらえるわけではありません。

税理士や社会保険労務士を持っていると役立つのかな?と思うことはあります。もちろん資格を持っているだけではなく実務経験も必要です。

ちなみに私が持っているビジネス関係の資格はファイナンシャル・プランニング技能士2級とビジネス実務法務検定の2級です。

もちろんプロフィールには記載していません。あと英検4級です(笑)

経営コンサルティングに向いている人

どういう人が中小企業専門の経営コンサルティングに向いているかというと日頃からアンテナを張っている人です。

例えば喫茶店に入ったときにこの店の損益分岐点はどれくらいだろう?とか込み具合から年間の売上高を計算してみたりするクセのある人は向いていると思います。

スーパーに行ったときに棚の配置を見てなぜお店によって人気商品の置く棚の高さが異なるのだろうと疑問に思える人も向いています。あとは腹の据わっている人です。

反対に向いていない人は出来ない理由から考えるクセがついている人です。

みんながもう無理だと思っているところから中小企業の経営コンサルティングは始まります。

どんなときでも出来る方法から考える人でないと絶対に成功しません。絶対にです。

あなたがいま会社員だとして何か新しいアイデアを出した人に対して批判から入るようなら向いていません。

そのアイデアが無理なものだとしても「こうすれば上手く行くんじゃない?」と言える人が成功します。

経営コンサルティングで生計を立てようとしている人へ

経営コンサルティングで生計を立てようとしている人は大手を相手にするのか中小企業を相手にするのかはっきりさせたほうが良いでしょう。

それによって歩むべきキャリアは変わると思います。

大手企業のコンサルティングをやりたいのであれば最初からマッキンゼーやボストンコンサルティングなどに入ってしまったほうが良いと思います。

よほどの有名人でない限り個人や少人数で大手企業からの依頼を受けるということはできません。

また有名コンサルティングファームから中小企業専門のコンサルティングへ鞍替えすることはできますがその逆は難しいです。

私が今からマッキンゼーに入れてもらえるのか?と言ったら絶対に無理です。

最終的に中小企業専門の経営コンサルタントとして独立したいと考えているのなら道は色々です。

コンサルティング会社で経験を積んでも良いですし税理士事務所で中小企業の経営を勉強するのでも良いです。

大切なことは自分のブランディングをすることです。

独立する前から様々な経験を積みそれを発信し続けることです。

自分に平均的な能力しかないと思うのなら組み合わせることです。

私が持つ経営コンサルティング以外の強みはウェブサイトを作ってある程度のSEOが出来るということと、コーチングもできるので社員のモチベーションアップや能力開発ができることです。

それらを組み合わせたアウトプットをし続けることで独自性が生まれました。

中小企業の経営コンサルティングはかなり大きな市場が眠っています。

プレイヤーもまだ少ないので参入するにはチャンスだと思います。

結果を出せる自信のある人はぜひチャレンジしてみてください。大変ですがとっても面白い世界です。

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